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西千葉駅から徒歩5分に昨年末オープン、一里 昼はカフェ、夜はオシャレダイニングとして営業するお店には、全国各地の絶品料理が詰まっていた!
毎週恒例、土曜日の晩ご飯
この日は、子供の習い事からの帰宅を待ち、外食へと出かけることに
少し時間も遅いことから、近場を攻めるべく候補を探していた際に
先日、久々出向いた西千葉の半歩、
西千葉の炉端焼き居酒屋、はん歩で頂く冬の名物・・てびちのおでん!? 絶品黒むつの焼き霜造りに、寒さわらの塩焼きも堪能!!
暦上では三連休となった成人式前日
我が家も恒例となる外食へ出かけようとするも、連休に加え中日の日曜日
思いつくお店の多くが休み、もしくは満席となる中
ここ数日「歯が痛い」
2020-01-18 16:32
そのお隣に新店が出来ていたことを思い出したのです
ちょっと覗いたのみながら、雰囲気も良くメニューも面白そう
子供連れにはちょっと敷居高い、オシャレな造りではあるものの、
ネットで調べてみた所、WEB予約も可能とのこと
これは一度、足を運んでみる価値ありそうな新店の予感・・・
といった流れで、この日の晩ご飯は、
JR西千葉駅から徒歩5分程
京成みどり台駅方面へと向かう通り沿いにオープンした新店
「一里」を訪れてみることに
ちょうど工事中とあって、外観が分かりづらくなっておりますが、
お店の入り口にはこの通り
「惚れて通えば千里も一里」
と小学生以来、数十年ぶりに聞いたことわざも発見(笑)
ひとまず、お店の方へお邪魔してみようと思います。
西千葉駅からみどり台方面へ徒歩5分、19年末にオープンしたカフェの様な居酒屋、一里を初訪問
そんな訳で、少し前から気になっていた
西千葉駅近くにオープンした新店、一里を初訪問することに
この日、お店を訪れた時刻は18:30
先客は1組ですが、お子さん連れで訪問されている姿を確認し
我が家も子連れであった事を危惧しましたが、その不安は早くも払拭
また、バーのようなおしゃれな雰囲気ながら
4月より施行される「受動喫煙対策に関する法律」に先んじてか
こちらのお店も全席禁煙になるとのこと
なるほど、お子さん連れでも安心して足を運べる訳です
そんな店内の造りですが、カウンター席が5~6席
それを囲む形でテーブル席が設けられており、
どのテーブルも、4~5名で使える大きなサイズ
更に、店内奥には団体向けの個室?も設けられており、外から見る以上に広々とした空間となっております
また、私の中では
「夜だけ営業するお酒主体のお店」
といったイメージでおりましたが、店内で目にしたPOP等によるとランチ営業も行っているとのこと
ランチ帯には「一里ヶ浜珈琲 」と、若干名前を変更しつつ
ディナーで提供される料理を、定食形式にて提供が行われている様です
そんな夜のメニューの方はというと、
モツ煮からスタートしたと思いきや、冬場にはおでん
牛タンのたたきに貝風呂?なる鍋料理でしょうか??
ぶりしゃぶにお刺身、和牛のすき焼きなどなど
バーの様な雰囲気に反し、和食が中心に並ぶメニュー構成
と、思ったのも束の間
お隣に目を移すと、こちらに並ぶのは
唐揚げグランプリで最高金賞を受賞した、大分県の唐揚げ
そのお次は、北海道のお店が手がける味噌だれ餃子
こちらは、ぎょうざの宝永というお店の品だそうですが
確かこのお店って、本店は北海道ながら、戸越銀座に娘さんがやってるお店がある、あの餃子屋さん?
更には、その下に並ぶおつまみ爆弾
こちらは「石司」というマグロ問屋さんからの仕入れということですが
恐らく、豊洲に移転したマグロの仲卸で有名な「石司(いしじ)」さんかと
和食が中心と思ったのも束の間、
気付けば全国のネームバリューある品を次々に発見
どんなコンセプトのお店なのか気になった所、
なるほど、全国各地の「美味しい品」を集めたお店なんだとか
和洋折衷といった小さな括りにとらわれず、とにかく、美味いものが頂けるお店、
うん、分かりやすいし好きだ。
続いて、その他のフードメニューに目を向けていきますと、
こちらは、軽めのおつまみから始まるものの、
えびせんにマキシマムスパイスが加わっていたり、枝豆が黒かったり
更には、たこわさにすら「本物」が乗っかっているなど、ちょっとした一品にすら手抜きを感じません
お隣は、しめ鯖にとろたく、真鯛のカルパッチョなど魚貝が中心
その中で気になったのが、キャベツステーキなる存在
黒板でも紹介されていた品となるだけに、お店としても推しているメニューとなる様です
更には、温かい料理へと戻っていき、
先ほどのお勧め一覧でも目にした、煮込みや鍋系
ご飯ものにうどん、更にはたこ焼きなんかも発見
ガツッと来る、パンチある1品
といった雰囲気では無い反面、1つ1つのお値段がリーズナブルで
且つどれも、一手間や一工夫与えられた料理が並ぶ、一里のメニュー
値段が安い分、1品1品もそこまでのボリュームには至らなそうなので
少しずつ、色んな品を注文して楽しむにも適していそうな予感です
そしてドリンクメニューですが、
定番となるお酒は各種取り揃っているものの
その中にもしっかり、
・国産ライムサワー
・八海山みりんサワー
・高級ウーロンハイ
・和のジントニック
・一里ハイボール
など、一風変わったドリンクがちらほら
日本酒、焼酎、果実酒も取りそろえがある模様ですが
こちらは、季節によって品ぞろいが変わるのか、スタッフさんに確認とのこと
そして最後に、
こちらの宴会メニュー一覧へ
2000円から3500円で8~10品が提供されるとのこと
普通に読み流していたけど、この宴会コース、安くないか?(笑)
しかも、+1500円で2.5時間の飲み放題付き
学生の多い西千葉だけに、リーズナブルなお店があるのは分かるものの
このおしゃれな雰囲気に、拘りある料理を提供しながら、この価格・・・
これは、早くもただ者では無いオーダが漂ってきます。
昼に食べ過ぎたことを後悔するほど、頂く品は絶品揃い! 子供連れにも優しい、居心地良好な空間を発見!
さて、初訪問ながらも全国で名を馳せる名品が集い
早くも目移りが止まない、西千葉の一里
ただここで一つ、大きな問題が発生
実はこの日のランチ、富士見町へオープンした新店「中華菜館豊葉」へと足を運んだのですが
https://barconcertvienne.com/cyuuka/23319/
上記を見ても、なんとなく分かる通り
余裕の食べ過ぎの末、こちらの一里を初訪問
あれから6時間が経過したとは言え、まだお腹にそこまでの余裕が生まれておらず
家族3人総出ではあるものの、食欲レベルは「中の下」といった状態で挑むことに
そんな流れから、まずはペース配分していこうといった話になり
メニューでも、またスタッフさんからも直接お勧め頂いた品を中心にオーダー
ドリンク注文後に頂く、お通しとなるのだこちら
お勧めメニューの中にもあった「マグロ問屋石司」のおつまみ爆弾
そちらの小サイズが、お通しとして早くも提供
お通しだけに、通常サイズに比べると小ぶりになる様ですが
それでありながら、オクラに納豆、山芋にたくわん
更には、マグロとうずらの生卵が入った、立派なひと皿
私の格言として
「お通しに手を抜かない店に外れ無し」
とあるのですが、それを地でいく完璧なお通しの登場となりました
小ぶりながらも、まぐろの旨味は抜群な1皿で
山芋&オクラ&納豆の織りなす、ネバネバ三兄弟の美味しさは広く知られた通り
そこに食感を生み出すたくわん、繋ぎの役割を果たすうずらも加わった、間違いの無い1皿
本来なら、これをもっと食べたい・・・
と、本チャンサイズをオーダーすべきなのでしょうが、
前述した通り、この日の食欲は中の下
通常サイズは次回へ持ち越すこととし、続いてのオーダーは
こちら、貝風呂を頂く事に
小ぶりな卓上鍋に、入れられるだけ入れてしまったホンビノス貝
先にひと茹でされているので、火は入っているものの
卓上でもう一煮立ちさえ、温まった所を食べるのがベストとのこと
同鍋に火を入れ待つ間には、
同じく厳選メニューの1品
大分県「太閤 分家 禅閤」による、唐揚げグランプリ金賞受賞の1品
世界一の唐揚げを頂くことに
これが・・・世界一の唐揚げ?
と、パッと見では派手さを感じない凡庸な唐揚げ
しかし、よく見ると様々な特徴が見え隠れする1品
ギュッと丸くなっているものの、外見は全面、鶏皮で包まれている様子
その上から包む衣はかなりの薄付きとなっており、鶏肉と下味に自信が無ければ出来ない程の薄さ
早速一口頂いてみると、、、
おぉ、なるほど・・・こりゃ確かに美味いわ
見た目以上に薄付きとなっている衣で、口に運ぶと、即モモ肉
ですが、その薄さの間にもしっかりとしたパリッと食感
そして、いち早く伝わってくるジューシーな鶏の旨味
鶏のモモ肉を鶏皮で包み揚げる一手間
その上にまぶす衣も極限まで薄く仕上げているので
油の摂取を限りなく抑えているにも関わらず、鶏本体のジューシーさで、しっかり美味さを閉じ込めた唐揚げを生み出しています
1つ1つのサイズが小ぶりな上、盛り付け量が控えめな分
お値段をリーズナブルに設定しているのも嬉しい要素
今日の我が家の様に、空腹度合い控えめであっても、複数の料理が頂けるのは有り難いですね
続いては、個人的に気になった品の中から
こちら、たこ焼きしらすまみれを頂いてみることに
出汁の染みた様子のたこ焼き、その上にたっぷりまぶされたしらす
と、商品名そのままのビジュアルとなるのですが
これもまた、口に運ぶと勢いよく新たな味わいが飛び出してくるひと品
見た目通り、ファーストタッチは一般的なたこ焼きと同様なのですが
ひと噛みした瞬間から、全然一般的では無い、独特の食感が広がるのです
確かに粉ではあるのですが、普通の粉とは大分違う
それが何故か?を問われれば、回答に戸惑うばかりなのですが
染み出る出汁の美味しさ、そしてあの粘り気ある食感・・・山芋、か??
こちらのたこ焼きは、子供用にとオーダーしたこともあり
謎を解き明かせるほど、数を食べることが出来なかったものの、
上にまぶされたしらすも、鮮度良く歯ごたえ、甘みを兼ね備えており、これまた高い完成度を誇っておりました
そして、もうひと皿のお勧めメニューとなるのが、
こちら、北海道の「ぎょうざの宝永」の名物
味噌ダレ餃子となります
こちらも1皿に4つの盛り付けとなり
1つ1つも一口サイズの食べやすい大きさ
たっぷりのネギと共に頂くと、野菜多めの餡と共に
あっさりしながら甘みある味噌の風味が広がっていきます
もっちりした皮の中から飛び出る、餡の旨味
それとは別途、皮の外に盛り付けられた薬味のネギと味噌ダレ
2種類が口の中で出会うことで、これまた他では見かけない、独特の味わいが完成
名だたる名店だけに、その美味しさについては確信していたものの
こうも外さない品が続くと、やはり気持ちも高ぶるばかり
そんな高揚するテンションに押されながら、2杯目のお酒には
メニュー上でも気になっていた
「八海山みりんサワー」を頂いてみます
こちらのお酒、使用している焼酎が八海山の焼酎?
と思いきや、みりんの方が八海山なんだとか
焼酎とみりんの組み合わせがいかがなものか?
と、恐る恐る口に運んでみた所、これがなかなかイイ味わい
聞く所によると、この「八海山みりん」は
煮物などの和食はもちろん、スイーツなどにも使用されるのだとか
更に驚くことに、このみりん自体がアルコール度数14度もあるとのこと
つまり、焼酎にみりんを加えたサワーでは無く
みりんそのものを「お酒」として使ったサワーになるんだそうです
確かにこのみりん、上品な甘さがあるので、和食に使うだけで無く
そのまま飲んだとしても、美味しく頂けてしまう程
なにより、こんなお酒?を見つけてくる、同店の目利きというか情報量に驚かれます
そんなお酒を嗜んでいる間に、先ほどのホンビノス貝もようやく完成
きれいに口を開いたホンビノス貝に、岩のりをひと乗せして頂いてみます
フワッと広がる出汁の香り、それを追う様に届く貝の旨味
そして後味には、ささーっと香る海苔の磯風味
と、一口ながらも「太平洋」の広がりを感じずにはいられません・・・
いや、ホンビノス貝ってことは、東京湾・・・か
なんにせよ、2月の西千葉ながら、
その一面には広大な海が広がる、そんな貝風呂
しかもこの貝風呂には、〆の楽しみ方まであるとのこと
そちらは後ほどご紹介するとして、
さて、お腹の方もなかなか満たされてきた訳ですが、
ここらで軽いツマミを所望し、
まずは、本物のたこわさを頂いてみることに
本物?というフレーズが気になったものの、これまた食べて納得
一般的なたこわさと比べ、山葵よりもタコが、とにかく主役として元気ハツラツ
タコそのもののサイズが大きく、しっかりした歯ごたえ
それでいながら、カットを薄切りにすることで食べやすくしている他
山葵の風味はそこまで強くなく、フワッと香る程度
たこわさの、あのツーンと来る味わいを求めるのなら
若干物足りなさを感じる一方
タコそのものをしっかり味わうのであれば、間違いなく大勝利を収める、そんな「本物」のたこわさとなります
そんなたこわさと共に頂く、次のお酒には、
八海山みりんサワー同様、気になっていた
「一里ハイボール」を頂いてみることに
パッと見の印象では、普通にハイボールと思われるのですが
飲んで納得、これ焼酎だわ
味わいは確かに焼酎ながら、香りや色合いはどことなくウイスキー
その秘密を聞いてみると、こちらに使用している焼酎は
ウイスキーを生成するシェリー樽で一度寝かしているとかなんとか
香りと色味だけウイスキーに寄せた焼酎
そちらを使ったハイボールで、一里ハイボール、と
頂く料理はもちろん、お酒にまでも一工夫が成され、これまた楽しみが増えるばかり
そして、次のお料理の方は、
こちら、低温調理牛タンたたきを頂く事に
その名通り、低温調理によって淡いピンク色に染まった牛タン
スモークなど、様々な調理で提供される牛タンですが、低温調理はこれが初めて
一口頂いてみると、まず感じるのは独特の香りというか風味でしょうか
普段口にする牛タンでは、まず味わう事が無いものの
これが素材そのものの持つ風味なのか?と、驚かされるばかり
その後には、しっとりと品の良い甘みが伝わり
肉質も柔らかく、スッと噛みきれる程
薬味のネギ、レモン、胡椒とのバランスも良く、牛タンの持ち味が最大限に発揮された1皿となりました
さて、ここで話を少し戻しまして
先ほど頂いていた貝風呂こと、ホンビノス貝のお鍋
こちらには
・雑炊
・雑煮(!?)
の、いずれかの品で〆を楽しめるとのこと
なんとなく想像が付く雑炊よりは、物珍しさが勝る雑煮を食べてみたい
という訳で、お願いしたのがこちら、
貝風呂(ホンビノス貝の鍋)の〆雑煮となります
食べやすいサイズにカットされたお餅を3つ投入
再度、鍋に火を入れていき、お餅が柔らかくなるまでの所要時間は大体五分
そろそろかな、といった頃合いで取りだし
鍋一面に染み出でたスープ、そして岩のりをたっぷり纏わせた姿がこちら
・・・思ったより、海苔、纏えなかったw
海苔の収穫量は今ひとつながらも、ホンビノス出汁については十分吸い上げたお雑煮
熱々のお餅を箸に取り、ハフハフしながら早速一口
そりゃ・・・美味いに決まってるよ
白濁して見える程に、たっぷり出まくった貝出汁
それをしっかり吸い上げたお餅ですから、どこからかじっても旨味がたっぷり
ほのかに纏った海苔からも、磯の香り、風味が加わり
これもまたお餅の美味しさに拍車を掛けてくれます
雑炊と比べた訳では無いので、どちらがどう・・・とは言いがたいものの
お餅の場合、雑炊の様に出汁を吸い上げたからといって量が増えず
提供された状態、そのままの量で頂くものとなるのも1つの特徴
その為、今日の我が家の様に
「色々食べいた、でも量は食べられそうに無い」
そんな食卓にて選ぶのなら、お雑煮に軍配が挙がりそうです
といった流れで、初訪問を果たした西千葉の新店、一里
提供される品は、どれもお値段リーズナブル
それでいながら、1つ1つに創意工夫がもたらされた品ばかり
目で見ても、舌で味わっても楽しめ
入店時に感じた予想通り、実に満足する品々を堪能させて頂きました
また、これまで気付かずにいたのですが
前述した通り、ランチ帯には「一里ヶ浜珈琲 」として営業されているとのこと
ランチでも、前述した餃子や唐揚げを始め、
5~6品程の定食類が提供されているとのことですので
こちらもまた、近日中に足を運ぶべき候補となりました
隠れた名店が多い西千葉ですが、ここにまた新たな良店がオープン
選択肢が増え、選ぶ側としては嬉しい反面、どこを選ぶか迷わされる選択との戦いにもなりそうです。
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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頂いた評価を参考に、更なる酒場放浪に精進致します。
一里(ICHIRI)
■ いちり
■ URL:https://www.hotpepper.jp/strJ001231930/
(ネット予約 可)
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区緑町1-21-2
■ 営業時間:11:30~15:00 / 17:00~0:00
■ 定休日:不定休