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京成勝田台駅近く、和酒dining 雲母を初訪問 自慢の出汁を活かした和食と思いきや、ジビエにイタリアンに豊富な創作料理に舌鼓!!
勝田台にあるウチの事務所へ、新たなメンバーが入るとのこと
その紹介がてらに、飲みに行きたいとの話から、この日は勝田台へ
大衆居酒屋が数多く並ぶ同地ですが、前述した通りこの日の目的はご挨拶
初対面の新メンバーを、夕方には既に酔っ払いだらけとなる大衆居酒屋で出迎える訳にもいかず、大人な雰囲気のある落ち着いたお店を選ぶことに
そんな事情の元、この日の候補となったのがこちら、
「和酒dining 雲母」という落ち着いた雰囲気漂うお店
もちろん私も初訪問となる同店ですが、店の名前、雰囲気から察するに、気の利いた和食が頂けるはず
という訳で、この日はこちらのお店を訪れてみるものとなりました。
京成勝田台駅から徒歩3分、勝田台らしくない小洒落たお店 和酒dining 雲母へ
京成勝田台駅を千葉方面側(296号じゃない方)に降り住宅街へ
暗がりの中を3分ほど歩いた先にあるのが、本日のお店、和酒dining 雲母
こちらへ到着したのは、午後6時ちょうど
待ち合わせの時間に店内へ入った所、16:30開店の同店ながら、まだ先客は無し
飲み出す時間が早い事でも知られる勝田台駅周辺ですが、それはあくまで大衆居酒屋の話
こちらの様に、雰囲気いいお店にお客さんが集まるには、まだ時間も早かった様子がうかがえます
さて、そんな初訪問の和酒dining 雲母ですが
まずはフードメニューの方から
和酒ダイニング、といった雰囲気通り
ぬか漬けや出汁巻き玉子、ただ漬け、西京漬けなどの和食が多数
ですが、その時折には
・長芋のローズマリー焼き
・たたみいわしのコチュジャン焼き
・長ネギのグラタン
・カマンベールチーズの燻製わさび漬け
など、素材・調理法のいずれかに和食要素を組み込んだ、創作料理の様な品も数多く発見
店名通りのストレートな和食、というよりは
和洋折衷した創作料理メインのお店、といった表現の方が近しい模様
また、本日のお勧めメニューにもその様子がしっかり伺え、
千葉古代レンコンのチップや
有機野菜のおひたし、塩もみ辺りには和食らしさが残るものの
・エゾシカの茹でハム
・サーモンカルパッチョ ほうれん草ソース
などには、またもや和洋折衷な様子が流れ始めております
お店としてのコンセプトは分かりづらいものの
その商品名を見る限りでは想像が追いつかず、一度は口にしてみたい品々
共に頂くお酒の方は、
ここはむしろ、和酒ダイニングらしく日本酒が中心
ただ私自身、お酒にそこまで詳しい訳ではない事もあってか、並ぶ名前は口にした事の無い品が多数
知る人ぞ知る名品を揃えているのか、ここにはちょっとした拘りを感じさせます
お酒メニューはもう一丁続いており、
ここでようやく、九頭竜や岩の井といった、見慣れた名前を発見
とは言え、残る品にはまだまだ見知らぬお酒が多く、私ごときの知識では追いつかない品揃え
これまた、良い意味で勝田台らしからぬ雰囲気を漂わせているお店、と言えそうです
そんな日本酒中心のメニューにはなるものの、
ビールやサワー、ハイボールといった品もしっかり常備
ひとまずはビールでスタートしつつも、その後は佐藤の白、ないし黒を頂いてみようと思います。
和出汁を活かした創作料理は絶品ばかり! 海老に鹿、サーモンに鰯、果ては野菜までも拘りの品々に舌鼓!
一杯目のドリンクを注文し終えたところで、まずは先付けから
以下の通り、全4品が並ぶプレートとなっており、
煮浸しやマリネ、かぼちゃの煮付けといった3品
そして左端は「本日の出汁」になるとのこと
こちらの出汁は、提供される料理の殆どにも使用されるとのことで
鰹をベースにしていたことは分かったものの、その他の詳細は私ごときには判断付かず
いずれにせよ、美味しい自慢の出汁をしっかり料理にも活かしている
といった店主さんの心意気だけは、十分に伝わってきます
そんな先付けを頂きつつ、まずは1皿目
本日のお勧めの中でも輝きを放っていた
「エゾシカの茹でハム」から提供となりました
メニュー上ではしっかり「ハム」と記載があったものの
その厚切り加減に、鮮度の良さがアリアリと伝わる鹿肉の赤さ
まるでステーキやロースト・・・鹿?の様にも見える同品
さぞ食感のしっかりした、獣肉らしい野性味を感じさせますが
一口入れればスーッと歯が入る肉の柔らかさ
ほのかに香る薫香は確かにハム
ですが、滋味深い肉の味わいに、僅かに滴る獣肉の血合いの様な味わい
生臭さなどは一切感じないものの、鹿肉を口にしている事が感じられる、ジビエらしいハム
その肉厚さだから分かる食感も良く、品の良さと力強さが混在した1皿からのスタートとなりました
続く2皿目には、打って変わって
全力で和の味わいを感じるひと皿
大羽イワシの味噌煮となります
骨までまるっと食べられそうな程に、柔らかく煮込まれたイワシ
味噌と出汁の旨味も十分に浸透しており、一口目からしっかり旨味が伝わります
イワシの持つ脂の旨味も、皮目を中心に蓄えられており、どこから手を付けても変わらぬ美味しさ
惜しむらくは、サイズが小さく、4人で取り分けるとわずか1口で終わってしまう点、でしょうか
続いてもイワシ被りとなってしまった、
こちら、たたみイワシのコチュジャン焼き
たたみイワシは分かるとして、コチュジャン焼きとはいかに・・・?
と、頼んでみた品となるのですが、なるほど・・・
分かりやすいくらい、そのまんま、コチュジャンで味付けされたたたみイワシとなります
シンプルではあるものの、小魚とコチュジャンのハーモニーが絶妙
甘みの奥にピリッと感じる辛味で、お酒を進める程良いアテですね
続いてもまた、チビチビ頂くお酒のアテへ
」
まずこちらが、千葉古代レンコンのチップ
通常のレンコンよりも、白さがハッキリしていることが特徴のレンコンですが・・・
やっぱ、チップにして揚げてしまうと、その色味はサッパリ(笑)
とは言え、スライスで揚げられた美味しさは、やはり一級品
味付けはシンプルに塩のみながら、パリッとした歯ごたえに
芯にいくほど感じる独特の粘り気、滋味深い味わいを感じます
そしてもう1品、
こちらもお酒のアテにハマる、長芋のぬか漬け
自家製とおぼしきぬか床で漬けられており、シャキッとした歯ごたえに
長芋らしい粘り気、ぬかの風味、旨味もしっかりと浸透
サイズは小ぶりながらも、それこそ日本酒に合いそうな1品となります
チビチビとつまみ続けてきた訳ですが
この辺りでそろそろ、ガッツリワシワシ食べられる品が欲しい所に
ただ、写真掲載の無いメニューでは、その様子もうかがえないことから
なんとなくのイメージより「ガッツリするのでは無かろうか?」とオーダーしてみたのが、
こちらのえびキャベツ炒め、となります
見た目的には回鍋肉にも近い品
ですが、その味付けにもしっかり和出汁を使用
そこにニンニクや生姜といった薬味の風味が加わった、和製回鍋肉といったところでしょうか
この1皿を語る上で外せないのが、
こちら、えびのサイズ感
小皿に取り分けてはいるものの、その半分はあろうかという大きさのえび
通常は1皿に3尾が入るところ、この日は4人での訪問だったことから
『1尾多めに入れましょうか?』との気遣いも
殻がむかれ、食べやすい状態で炒められたえびですが
火が入っているにも関わらず、身が縮むこと無く
特有のプリッとした食感、甘みも余すこと無く閉じ込められております
優しい和出汁に、ニンニクらの香りも纏い
どことなく中華を感じつつも、結局和出汁の優しさが染む1皿
旨味を吸い上げているのはキャベツも同様となり、こちらも併せてしっかり堪能
そして最後にもうひと皿、
サーモンカルパッチョ ほうれん草ソースを頂くことに
見ての通り、かなり厚切りにカットされたサーモンですが
わずかに薫香を纏った、スモーク状態で提供
共に頂くほうれん草ソースは、青臭さは感じず
ほうれん草の持つ甘みが強調され、サーモンとも相性良い仕上がり
ここにピンクペッパーらのスパイスも加わり、風味豊かなカルパッチョに仕上がっておりました。
といった感じにチビチビ頂きつつも
この日はもう1軒、足を運びたいお店があった事から、軽めにお店を出ることに
そんな訳で初訪問となった、勝田台の和酒dining 雲母
その店名通り、和出汁の美味しさを味わえる品々は、どれも満足いく品ばかり
中でも、1皿目の鹿ハム、サーモンのカルパッチョは、
余所では味わう事の出来ない、同店ならではの技術と創作性を感じるものとなりました
その他、頂いた品もどれも絶品揃いではあったものの
1つ難点を挙げるとするなら、4人で頂くにはどれも、軽めであったことでしょうか
提供される料理はどれも、小ぶりな盛り付けとなるので
1人、ないしは2人くらいで取り分け、ちょうど良い分量かと
その分、お値段が割高になる部分は否めませんが
(特にここ、勝田台は格安過ぎる大衆店が多いので)
小洒落た雰囲気の中、大人がしっぽり時間を過ごす、そんな趣あるお店でした。
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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頂いた評価を参考に、更なる酒場放浪に精進致します。
和酒dining 雲母
■ わしゅだいにんぐ きら
■ 住所:千葉県八千代市勝田台1-28-7
■ 営業時間:16:30〜24:00 (日祝 14:00〜22:00)
■ 定休日:木曜日