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千葉中央公園すぐ並び、わらやき三四郎 昨年10月に四国全般料理のお店へリニューアル・・・その結果は!?
前日の夜から
「魚介が食べたい」と騒いでいた、我が家の奥様
その意見を汲み、ランチに魚介も味わえるビストロへと連れて行ったものの・・・
そこで選んだ品は、まさかのハンバーグ(笑)
自ら、魚介への道をキャッチ&リリースしておきながら、今度は夜になって再度
「魚貝が食べたい」と騒ぎ立てる始末・・・
とは言え、この日は日曜日
千葉にも魚貝が美味しく食べられるお店は数あれど、日曜営業ともなれば話は別
思い浮かぶ限りでも、パッとしたお店が浮かばない中、千葉中央にある居酒屋さんがリニューアルしたとの情報を思い出したのです
リニューアルの結果、どうなるかは定かで無いものの、この機会に訪れてみよう
という事で、向かった先は千葉中央
旧パルコの向かいにある中央公園、その斜め向かいとでも言うべきか
すぐご近所の角地にお店を構える
「わらやき三四郎」を久々に訪れてみるものとなりました。
千葉中央公園すぐ隣、藁焼きを中心とした海鮮居酒屋、わらやき三四郎が昨年10月リニューアル
という訳で、魚が食べたいと騒ぐカミさんの願いを叶えるべく、久々訪問となったわらやき三四郎
こちらのお店、私も最近知ったのですが、昨年の10月にリニューアルしたとのこと
元々のお店は同地で10年程営業しており、店名通り
高知県の特産でもある「鰹のたたき」を始め、様々な素材を藁焼きで提供する海鮮居酒屋となります
さて、そんなわらやき三四郎ですが、リニューアルによって店名も若干変更
現在の名前は「四国の食 わらやき三四郎」となり、以前の高知県ベースから四国全般の料理を提供するスタイルに変更された様です
そんな現在のわらやき三四郎が提供するメニューはと言うと、
四国風寄せ鍋とされる、源平鍋や中トロの炙り刺し
この辺りは、「藁焼き」による提供と思われます
続くページには、
高知県の郷土料理や素材を用いたメニューがズラリ
※ この日通された席は、2Fの個室だったのですが、とにかく照明が暗くて・・・
結果、メニューを撮影する際にも、上記の通り影が掛かってしまったのですが、ご了承頂ければ幸いです
高知県と言えば鰹、ということで、以前から名物であった鰹の藁焼き(藁焼きで炙る叩きですね)を始め、鰹のワタで作る珍味、酒盗を使ったおつまみも多数
また、高知県とは縁無さそうな「軍鶏鍋」も同ページに加えられているのですが、これに関しては高知が誇るスーパースター、坂本龍馬が軍鶏鍋を好んでいたことからの由縁だとか
続いてのお隣ページでは、
今度は香川県の郷土料理、特産品を用いたメニューとなります
香川と言えば、やはり出てくるのは讃岐うどん
という事で、居酒屋ではありながら〆メニューの一環か、うどんもメニューに
また、近年クリスマスに我が家でも注文している、丸亀の骨付き鶏なども提供されるとのこと
ただ、私の知る香川県のイメージだと、ここに養殖のハマチが加わってくるべきかと思うのですが、そちらは無し
香川と言えばオリーブはまち、と言うくらい特産品にもなりつつあるだけに、この品揃えは高知に比べ、寂しさを感じます
続いてのページは、
またもや、香川同様に特産推しが弱めに見える徳島県
先ほどの香川県同様、鮮魚系のメニューは無く、焼き物や姿揚げが主体
そんな中で意気を吐いているのが、〆メニュー
阿波尾鶏の釜飯、鯛と生姜の炊き込みご飯
半田そうめんに、更には徳島ラーメンと、どれも少しずつ食べてみたい魅力が伝わる品ばかり
ただ、家族で訪れる居酒屋となれば、〆ご飯は頼めて1~2品
〆メニューばかり豊富でも、そこまでの先発~中継ぎ陣に不安があると、継投策も難しいものとなります。
そして最後のページには、
こちら、愛媛県の郷土料理が登場
こちらのページでも、鮮魚系に該当するのは炙りしめ鯖のみ
また、宇和島の郷土料理となる鯛めしや蛸の釜飯、鯛茶漬けなど、ここでもまた〆ご飯がズラリと並びます
前述した通り、リニューアル前のわらやき三四郎は、鮮魚を中心とした居酒屋がコンセプト
対し、このリニューアルを機に、四国の様々な郷土料理を提供するお店になった反面、その多くがご飯や麺類となっており、お酒のアテとして頂くには重さが目立つ様子
どれも美味しそうではあるんですが、ランチならともかく、お酒と共に頂く事を考えると、メニュー選定も慎重にならないと…
そして最後に、アルコールメニュー
こちらは定番系が中心に取り揃っており、
四国と言えば・・・と呼べるお酒の方は
あまり無い様子
フードメニューの方も、四国の郷土料理的なものは多く見つかりましたが、現地ならではの素材や、それらを用いた料理は少なめ
同じくお酒についても、四国ならではがあまり感じられず
コンセプトとしては千葉に無いお店だけに面白そうな反面、四国らしいというか四国風?な位置づけにも思えます
まあ実際に食べてみた方が話も早い
という訳で、まずは一品目として
香川県産?と思われる鳴門ワカメサラダをオーダー
さすがは鳴門のワカメ!!といった感動は無いものの、繊維質豊富な海藻から頂く事で、血糖値の急激な上昇は避けられそうです
さて、この後のフードメニューから、どの程度四国ならでは感を受ける事が出来るのでしょうか
スタッフさんの接客、鮮魚は優秀ながら、肉料理と料理提供までの時間には若干の難も…
続いて、2品目にオーダーしたのはこちら
本日のお勧めメニューとされていた
「中トロの炙り刺し」となります
マグロといえば・・・四国には結びつかないので、単なる仕入れの都合ですかね
いずれにせよ、中トロともなればそこまでのミステイクが起きるとも思えず
案の定、しっかりした脂の旨味も味わえつつ、マグロ特有の旨味も蓄えています
軽く表面が炙られることで、中と外とで食感の妙も味わえ、良い意味で期待を裏切らない一品でした。
続いて、以前都内で食べた某メニューに酷似していたことから、期待を込めてオーダーしたこちら
和三盆蜜のいもけんぴになります
想像していた品とは若干異なるものの、甘さ控えめの和三盆蜜が芋けんぴとちょうど良い塩梅
お酒のアテとして頂くには、さすがに甘さが強く、私的には不要でしたが、子供とカミさんには程良いツマミになった様子
口寂しい時に、ちまちまつまむには、程良い味付け&ボリュームに思われます。
続いての品ですが、
こちら、一見するとお好み焼きにもとんぺい焼きにも見える品
その正体は、土佐清水の郷土料理、ペラ焼きになります
私も初めて知ったこちらの品、お好み焼き同様に生地の粉を伸ばした上に、
・ねぎ
・じゃこ天
を乗せて焼き上げた、高知県のご当地お好み焼きとのこと
具材にじゃこ天を使ったお好み焼きということなので、まあスベることは無いかなと頼んでみたのですが
これがまた、意外というか、思っていた以上にハマる組み合わせで
小魚の旨味が詰ったじゃこ天を、薄めの生地に包み焼き上げただけ
と言えばそれまでなのですが、このじゃこ天とマヨ、ソースにネギという組み合わせが秀逸
単にじゃこ天へ同調味料を掛けただけ、でも近しい味にはなりそうなのですが
ここにお好み焼きの生地が加わることで、モッチリ感が増幅
この食べ応えある感じが私的には好みであり、濃い味付けもまたお酒に合うんですよね
単に魚の練り物が好きなだけ、と言われりゃそれまででしょうが(笑)
この組み合わせは、今まで味わった事ないだけに、新しい発見となりました
ここまで4品を頂き、ようやく「らしさ」を感じられるヒットに巡り会う結果に
続いては、リニューアル前からの看板メニューその1つとも言うべき品
鰹の藁焼きとなります
藁を使って炙られた鰹からは、普通のたたきとは異なる、良い香りがが特徴
また、遠赤外線の様な効果で、外見はパリッと焼き上げつつ、中に生の食感を残すのも藁焼きの特徴
派手な焼きのパフォーマンスだけでは無く、理に叶った調理法とされている、高知県の名物でもあります
以前、高知の公設市場で頂いた際には、
「世の中に、こんな美味い鰹のたたきがあるのか!?」
と舌鼓したものの、やはり同じレベルを関東で味わうことは無し
対し、ここわらやき三四郎はと言うと・・・
確かに、藁焼き特有の香りは感じられるものの、鰹にはわずかながら独特の鉄臭が残ります
これを緩和するための薬味として、ネギ、酢橘、にんにく、塩が提供される訳でして
本場の高知で頂いた際には、一切の臭みを感じないことから、塩が最適な調味料でした
対し、やはり特有の臭みを脱ぐいきれないこちらの鰹ですと、
結局、にんにくをトッピングする形が、一番食べやすい味わい方じゃないかと
ただ、この食べ方すると、今度は鰹の旨味も感じづらくなるのが難点で
アチラを立てればコチラが立たず、となるのは、現地とは違う模倣品らしいっちゃそれまでですけどね。
最初にオーダーした品については、一通り来たかなあ
と思ったものの、この時点でまだ何故か、酒盗のみが提供されず
一番早く提供できそうな品にもかかわらず、オーダーから1時間が経過するも、到着する気配は無し
念のために確認したところ、オーダーは通っていながら、提供に時間が掛かっているとのことで、もうしばらく待ちつつ、追加のオーダーを
続いて注文した品、最初の一品目が
こちら、たくあんのきんぴらとなります
たくあんもきんぴらも、決して珍しい存在では無いながら、両者が組みわさった品というのは、これが初めて
これがどんなもになるのか、頂いてみると意外や意外
合う!!
たくあんの小気味良い食感に、胡麻の風味がマッチ
加えて、たくあんが持つ甘みと、唐辛子の辛味が互いを引き合いだし、お酒のアテに程良い味付けとなっています
むしろ、この手のツマミは今のタイミングでは無く、一品目の先付け代わりに欲しかったなあ、としばしの後悔
これは見つけ次第、是非とも抑えておかなければならない、新たな発見となりました
続いての品には、
カミさんのリクエストから、目光の唐揚げをチョイス
で、出てきたのがこちらなのですが・・・
何故か全て、頭が外されているんですよね
目光と言えば、頭から丸ごと唐揚げにして、そのまま頂けるのが特徴的な魚
それでありながら、頭を外してしまったら、旨味の1/3が捨てられてしまったようなもの
それでなくても、黍魚子と間違えそうな小ぶりなサイズだというのに、何故頭を外してしまったのか…
唐揚げそのものには可も不可も無いほどの味わいとなりますが、やはり頭が無いだけに関心も半減
これはそもそもの調理法自体に、なにか間違いがあるようにも思えてしまいます
そして、この日の最後を飾ったのがこちら、
阿波尾鶏の藁焼きとなります
ふっくらと焼かれた身、藁焼きで香ばしさを増した皮目
両者の違いを楽しみつつ、各薬味がアクセントになるもの・・・
と、期待を込めて口にしたこちら
だめだこりゃ、全く旨味が無いw
その身は中までしっかり火が通ってしまい、ジューシーさは全く無し
かといって、皮目にも特有の旨味があるかと思いきや、それも無し
薬味を付けて頂いたとして、完全薬味味となってしまい、正に味も素っ気もない、そんな調理が施されています
この原因が、素材にあるのか焼き加減にあるのか
その原因を辿ろうとは思わない、というか、そんな事もどうでも良いくらい残念な一品
じゃなくても、昨今は鶏チャーシューを始め、鶏を美味しく頂く調理法が様々あるだけに、これを看板として出されてしまったら、疑いの目を掛けたくなります
本来なら、ここから更に〆メニューを注文しようと思ったのですが、この時点で時計の針は20時に到達
入店から1時間半が経過しており、子供もそろそろ疲れ気味に
加えて、入店時にオーダーした酒盗は、1時間半が経とうともテーブルには姿を見せず…
これに関して、店員さんは丁寧に頭を下げてくれたので、なんら不満はありません
(しかも、来る店員さん来る店員さん、全員可愛いしw)
接客やおつまみの随所に光る品を見つけられたのは良かった反面
・鮮魚(というほど種類は無いけど)
・肉類(こっちも言う程頼んでませんが)
が、ことごとくスベっているというか、パッとしない印象を受けてしまいました
反面、前述した通りに、〆に相応しそうな炭水化物メニューは多数充実していますが、これらは頼んだとして1~2品程度
お店のコンセプトからして、まずはおつまみ類がメインになる筈なのに、そちらの充実度が低いメニュー揃えにも難を感じます
リニューアル以前は、鮮魚も豊富な上、鮮度も味わいも良く、重宝するお店だったのですが
このリニューアルの末、一体何故にこんな展開になったのか
そんな疑問を感じ、会計を終えてお店を後にしようとすると、帰り際に店員さんから次回使えるクーポンを頂き、理由が判明
こちらのわらやき三四郎、以前は市原にある「丸ト水産」という会社が運営するお店だったのですが
こちらのクーポンを見ると、現在のグループ店舗は上記の通り
吸収なのか、譲渡なのか、売却なのか
どんな経緯があったかは分りませんが、親会社が変わってしまった模様
しかも、その親会社ときたら・・・(笑)
なんか、色んな意味で納得はしたものの、総合的に見れば残念な結末を迎えました。
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四国の食 わらやき三四郎
■ しこくのしょく わらやきさんしろう
■ 食べログURL:
https://tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12007528/
(ネット予約 可)
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■ 営業時間:16:00~24:00
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