千葉駅から徒歩10分、創業40年の焼肉店 十々 骨付きカルビに絶品上タンらを堪能
週末の夜という事で、この日は久々
家族での外食へと出る事に
子供の方から、焼肉を食べたいとのリクエストがあり
近所で探すか、それとも千葉駅周辺か・・・
と悩んでいる中、ふと思い出したのが
千葉駅から徒歩10分ほど、千葉公園入り口近くにある焼肉店「十々」
創業は40年以上と千葉でも老舗の焼肉店となるのですが
以前にインスタの方でフォローして頂いた際、
「ぜひ一度、お店の方にも来て下さい」
と声を掛けられていたことがありまして
ただ、なかなかタイミングが合わなかった上に
時はコロナ禍の真っ只中
そんなやり取りから2年以上が経った数日前
同店のインスタによると、この5月でお店を閉店してしまうとのこと
残念な知らせにはなるのですが
40年も続けてきたお店を閉店するには、相応の理由がある筈
そこへ深く踏み込むものでは無いと思いながら
以前のやり取りを思い出し、一度足を運んでおかなければ
といった経緯の元、本日の晩ご飯にはこちら
千葉公園近くの老舗焼肉店
「十々」を訪れるものとなりました
この日は生憎の雨となってしまい
カメラを向ける手もピントが合わず申し訳無いのですが
店外に掲載される黒板にもこの通り
5月末で閉店するとの告知が・・・
と思いきや、予定していた5月末よりも
閉店が速まる可能性がある、との但し書きが
いずれにせよ、初訪問となるこちら
老舗ならではの焼肉を楽しませて頂こうと思います。
JR千葉駅から徒歩10分 千葉公園入り口近くの老舗焼肉店「十々」を初訪問
という訳で本日向かった先は
千葉駅から徒歩10分、中央区弁天の焼肉屋さん「十々」
事前に予約を入れてお店を訪問するものとなり
お店に着いた時刻は18時ちょうど
店内はテーブル席と小上がり、
合計5席ほどの造りとなっておりますが
すでに2組が来店している他
私たちの予約、更にはもうひと組の予約も確認
週末の夜とあって賑わいを見せている店内ですが
ふと見るとそこには、大きく掲載されたメニューを発見
こちらのメニュー、上カルビで1,200円
ロースは750円、タン塩すらも1,100円と驚きのお値段
それもそのはず、こちらのメニューは創業当初
今から40年前の価格になるそうでして
現在のメニューはこちらの価格となっており、
上カルビは2000円、骨付きカルビは1700円
ロース、上タン塩、ハラミらと並ぶ品は定番が中心
あらためて今のメニューと過去の値段を比較すると
ロースやカルビといった赤肉系はお値段がだいぶ変動している一方
レバーやホルモンらは、そこまで大きな値幅変更になっておらず
むしろ昔に比べ、今の方がホルモン系のメニューが増えている事も確認出来ます
40年前ともなると、今ほどホルモン系がメジャーでなかったこともあるのか
私も焼肉の歴史に詳しい訳では無いものの
こうやって今と昔のメニュー
その移り変わりを見ているだけでも、興味は沸くばかり
それだけの歴史を積み重ねてきた老舗が閉店してしまう
というのは、やはり寂しさを感じずにはいられませんね
なお、以下はドリンクメニューとなりまして
こちらも生ビールに始まり
サワー各種にホッピー、ハイボールと定番が多数
とりあえずの一杯目はもちろん生ビール
共に頂くおつまみには、
韓国海苔、そしてキムチをオーダー
焼肉と言えば・・・の、脊髄反射的にオーダーしたこちらのキムチですが
これが予想外というと失礼ながら、かなり好みの味に
ほどよい辛味を感じさせながら、野菜の甘みもしっかり出ており
単体で頂いてももちろん、お酒のアテにもバッチリのキムチ
そしてもうひと品、壁に掲載のあったおつまみとなる
トマトと塩昆布のナムル
これまた塩昆布が最高のアシストを果たしており
シンプルな味わいながら、お酒のアテにバッチリハマる1品
そんな3品を摘まみつつ、まず迎える焼肉は
もちろんの定番、上タン塩から
脂がたっぷり乗ったその見た目
食べる前から美味しい事が十二分に伝わって来るビジュアルですが
こちらを鉄板の上に乗せれば、一際輝き出すその肉汁
しっかり目の焼き加減を付け、
いただくのはもちろん、レモンダレ
一口目には、ザクッと入る食感
そこを抜けるとムッチリした肉感に旨味も滴る滴る
店内を包みあげる、もくもくっとした煙の感じもまた
昭和の風情を残す、同店らしい雰囲気となりまして
老舗焼肉店らしい雰囲気も楽しみつつ
更なるお肉の到着を待つものとなりました。
絶品上タンに始まり、骨付きカルビにホルモン各品 老舗ならではの雰囲気も良好な十々
ひと皿目の上タン塩を食べ干し
次に頂くのは、赤肉の定番2品食べ比べ
右がロース、そして左は骨付きカルビになります
同店では上カルビ、カルビ、そして骨付きと
3品のカルビを提供しておりますが
骨付きが提供されるお店が最近少なくなっている事から
その珍しさもあり、本日は骨付きをオーダー
まずはロースから頂くものとなりますが
ロースながらカットは厚切り
その分、食感を楽しめるタイプとなりまして
脂の乗りは少ないものの
細かな包丁が入っていることで柔らかさも味わえる部位に
続いて頂く骨付きカルビですが、
こちらもシットリ柔らかな肉感を味わいつつ
骨身回りのお肉はやっぱりご馳走レベルの美味しさ
脂の加減も程良く、重たさは感じず
追加で頼んだおろしニンニクとの相性も良好な部位に
そんなお肉二種を食べ比べたところで、
箸休めに頂くのが、こちらのコムタンスープ
旨味たっぷり、優しい白湯スープとなりますが
具材には玉ねぎを始め、野菜がたっぷり
本日は序盤にサラダを頼み忘れたものの
それを補って余りある、野菜を摂取出来るスープになりました
続いてはホルモン系を攻めていくモノとなり、
まずはこちら、上ミノから
味噌ダレでしっかりした味を付けたミノとなっており
長めに焼きあげることで、特有のサクサク食感が楽しめます
同じく、ホルモン系からもうひと品
こちらは脂付きホルモンになります
いわゆるシマチョウと思われますが
見ての通り、こちらは脂満載な部位に
とは言え、ミノ同様にしっかり焼きあげれば余計な脂は軽減
柔らかな触感に加え、ムッチリした歯ごたえも最高となる1皿
脂しっかり目の部位が続くモノとなったので
本日2杯目からはスッキリ、レモンサワーをオーダーする事に
そんなレモンサワーに合致する1皿となりましたのが
こちら、霜降満載な上カルビとなります
本来は上ハラミをオーダーしたかったものの
同品は数量限定だそうで、この日は品切れとのこと
そんなハラミに代わりオーダーしたのが、この上カルビ
先に骨付きを頂いていた事もあり、食べ比べを進めるものとなるのですが
さすがと言わんばかりの脂の乗りは
鉄板を変えたばかりにも関わらず、この火加減
一気に火柱を立てる、脂満載のカルビとなりますが
その柔らかさはさすが、といったところで
骨付きカルビをも上回る口溶けが魅力的
とは言え、やはり私とカミさんには流石に重たさを感じる脂加減
そんなカルビをものともせずに食べ進めるのは、やっぱり子供
私も確かに10・・・20年前なら
この勢いでカルビにガッついていたなあと、しみじみ・・・
そんなカルビの重たさを軽減すべく
本日の〆に頂くのはこちら、
サッパリ味わう冷麺となります
トッピングには、先に頂いたあの絶品キムチ付きとなっており
海苔も溶け出し、スープにも旨味が満載
使用される麺は、韓国の乾麺タイプとなっており
ムチッとした食感に加え、中心に少し芯を感じる麺に
淡麗ながらも旨味感じるスープの方には
程よい酸味も加わっており、脂で重たさを感じた口の中もコレでスッキリ
赤肉各種にホルモンまでもしっかり楽しみ
更には〆の冷麺まで、フルコースを味わう一食となりました。
という訳で、初訪問となった
千葉公園近くの老舗焼肉店、十々
提供されるメニューは、老舗らしい定番をしっかり抑えており
店内の雰囲気含め、どこか懐かしさをも感じる焼肉店
最近の焼肉店は良くも悪くも排煙設備が充実しており
匂いが残らない点が特徴ではありますが
対するこちらのお店は、昔ながらの焼肉店
店内に湧き上がる、肉の香りもが楽しめるお店に
そんな雰囲気には賛否両論あるところでしょうが
肉の香りが溢れかえるスタイルもまた、焼肉店ならではの楽しみですし
むしろ昔の焼肉店は、みんなこうだったよなあ
と、一昔前を思い出しながら頂く、お肉とお酒は最高の組み合わせに
ただ残念ながら、こちらのお店は最長でも5月末まで
状況によっては、前倒しして閉店してしまうとのこと
閉店前に一度、足を運んでみたかったお店だけに
その願いこそ叶うものとなりましたが
昭和の原風景を残す老舗が閉店を向かえてしまうことには
寂しさを感じずにはいられない、そんな一食となりました。
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
こちらの「ブログランキング」をタップしてお知らせ下さい。
頂いた評価を参考に、更なる酒場放浪に精進致します。
十々
■ じゅうじゅう
■ 住所：千葉県千葉市中央区弁天2-20-19 江沢ビル 1F
■ 営業時間：火〜金：17:00〜22:00 / 土日祝：1200〜2200
■ 定休日：不定休
コメントは受け付けていません。