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JR船橋駅から徒歩8分 路地裏で見つけた最高過ぎる焼鳥、大富 品質抜群の地鶏を、最高の焼き加減で味わうお任せ串に、〆のご飯まで絶品尽くし!!

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この日は久々、仕事関係の友人と飲みに出る事に

両者の家からちょうど中間となる船橋でお店を探すことになったのですが

駅からは少し離れるも、以前より気になっていた焼鳥店があり、そちらを訪れることに

 

事前に予約を入れつつ、JR船橋駅を降りて14号方面に徒歩7~8分

駅前の歓楽街から、住宅街へと移り変わる通り沿いで、小さく看板を掲げるこちらのお店

「焼鳥 大富」となります

 

外から見る限りでは、暖簾のお陰でここが「お店」であることは分るものの

何屋さんなのか、中の様子も分らないという、正に隠れ家スタイル

 

ですが、ここ大富では船橋NO1との呼び声高い焼鳥が頂けるとの事

では早速、その暖簾を潜ってみようと思います。

京成船橋駅から徒歩5分、閑静な住宅街にひっそり佇む隠れ家風焼鳥店、大富を初訪問

店内に入ると、すぐ目の前には焼き台

そして客席は、カウンターのみで全8席

焼き立てを目の前で、即頂ける事に全精力を注いだかの様な内装にて、迎え入れられるものとなりました

 

一足先にお店へ着いていた友人と合流し、早速メニューへ

こちらのお店では

・比内地鶏

・水郷赤鶏

の2種を使い分けているそうで、提供される鶏は両者のみ

その他には野菜串も用意されており、こちらは別途ホワイトボードに、旬の食材が記載されております

 

さて、串焼きについてですが、基本はお任せとなっており、

・5本 ・・・ 1500円

・7本(+箸休め1品) ・・・ 2100円

・10本(+箸休め2品) ・・・ 3000円

といった内訳となっております

 

当然、お得になるのは10本の串焼きお任せでしょうが、初訪問のお店だけに、サイドメニューも気になる所

事前に見ていた情報源によると、

こちらのメニューにある「〆ご飯」こと

・親子丼

・そぼろ丼

は、どちらも絶品なんだとか

 

個人的には、にゅうめんも気になる所なので、3品全制覇を・・・

とも言ってみたくはなるものの、現実的にはきっと厳しいはず

 

いずれにせよ、〆ご飯まではなんとか到達したい訳ですので、まず串焼きについては間を取って「7本」を選択

これに合わせる1杯目のお酒は、軽い飲み口でグイグイいける、赤星ことサッポロラガー

※ ビールの後は、日本酒を頂く流れとなったのですが、アルコールメニューについては写真を撮り忘れましたm(_ _)m

 

ビールの注文と同時に、先付けが提供されますが、

左はおなじみ、今が旬となる枝豆

そして、気になるのがスプーンに盛られた、右の品

こちらなんと、鶏のきんかん(卵巣)のヅケとなります

 

非常に繊細で柔らかいことから、盛り付けられたスプーンのまま、一気に一口

いくらの様にプチッと弾ける食感から、ジュワーっと音を立てる様に流れ出す濃厚な旨味

僅かな余韻を残しつつも、儚く姿を消し去る、まるで花火の様な一瞬の出来事・・・

 

僅か一口ですが、もう革新

ここ大富、間違い無くただ者じゃありません

 

なお、お隣に並ぶ枝豆ですが、こちらも実は相当な品

品名については確認しなかったものの、豆の味が濃く、青々とした旨味が広がります

細かなつき出しに拘りあるお店、間違い無く良い店に決まってますね

 

続いては、串焼きが到着するまでの時間を埋めるべく、

こちら、比内地鶏のとりわさをオーダー

 

弾力ある身がバインバインとはじき返し、アッサリした中に良質なタンパク質をたっぷり感じます

他店と比べ、比較的大きめにカットされていますが、これもまた特有の食感を感じやすくするためでしょうか

下ろし立ての山葵も、良い具合の辛みを与え、スッキリした味わいの中、串焼きを待つことに

 

 

そして、提供された1本目の串焼きとなるのが「だきみ」

初めて見るし、初めて頂く名前

 

しかし、その見た目は胸肉・・・ですが、皮?も付いている様な

更には、串に刺さる肉のサイズも、上と下を小ぶりにし、真ん中のみ大きめとするサイズ分けが

加えてセンターの大きな身には、柚子胡椒を添えているなど、これもまた粋な計らいです

 

一体どういうことか、口に運ぶと・・・納得!

使用しているのは確かに胸肉ながら、その周りを胸の皮?で包んでから焼いているのです!!

 

胸肉ながら、パサつきも無ければ柔らかくジューシー

その上、外側には皮が巻かれていることで、パリッとした食感を味わいつつ、皮目の脂も同時に頂けてしまう

見た目の美しさもさる事ながら、口に運んだ後に訪れる多幸感は、早くも絶好調・・・

 

ではあるものの、そんな1品目(しかも美しい!)をいきなり写真に撮り忘れてしまう

それ程までに興奮してしまった1串目だった、ということが伝われば幸いです

 

さて、気を取り直し、ここからはしっかりカメラを常備

続く2本目の串となるのが、

こちらの「うちもも」・・・だったでしょうか

1品目の感激が強すぎてしまい、2本目の時点で早くもど忘れ

 

とは言え、1本目の余韻に推されてのど忘れであって、続く2本目も間違い無い一品

ジューシーで脂の旨味をたっぷり感じ、それでいて柔らかな食感と、程良い焼き加減

短時間で手早く提供される串ながら、程良い焼き加減を逃すこと無く提供する技術もまた、目を見張るものがあります

 

続いて3品目には、

ここで可愛く登場となったのがうずら

 

脂の多い鶏が2本続いた後となるので、ちょうど良い箸休め的な位置づけでしょうか

とは言え、醤油の甘みがうずらに溶け合い、これまた侮れない一品

 

続く串に寄せる期待を、見事に高めてくれる休憩を挟みつつ、

もう一品、正式な箸休めも提供

(串7本のお任せには、箸休めが1品付いて来ます)

 

こちらキュウリの漬け物、そしていぶりがっこ

比内地鶏を扱うお店だからか、ここにも秋田の郷土料理であるいぶりがっこが登場

小ぶりではあるものの、薫香高く、パリッとした食感がたまりません

 

さあ、ここから続く中盤以降、一体どんな串が提供されるのか・・・

カウンターのみのお店ながら、提供される焼鳥は本物尽くし! 塩でシンプルに頂く素材の美味さを堪能!

箸休めを越えて、続く焼物へ

4品目となるのはこちら、

手羽先、となります

 

通常の手羽と異なり、食べやすさを考えてか、骨は片側1本のみ

先ほどまでの串とは打って変わり、こちらは皮目をしっかり焼いた状態で提供されます

 

手に取った瞬間より滴る脂は、もはや美味さのバロメーター

垂れ落ちる脂の一滴すら、余すこと無く口に運びたい、上品な旨味が広がります

 

身にはしっかりした弾力があり、筋肉質な中に甘みも混在

そして、パリパリに焼かれた皮目は、脂の甘みを引き立てるほのかな苦みも宿します

素材毎に焼き加減を変えるのはもちろんとして、敢えて焦げ目を作る事で味に変化を与えるのも、7品というコースで提供するからこその妙技ですね

 

続いての品は、思わず

「待ってました!」と声が出てしまった一品

ちぎも(レバー)になります

 

ここまでの串も、ほぼ塩で頂いてきましたが、こちら大富ではちぎももまた、塩にて提供

拘りあるお店でも、レバーについてはタレで提供するお店が多いのですが、果たして・・・

 

まず感じるのが、ふわっと柔らかな食感

ドロッとせず、かといてパサつきもしない、この程良い食感

これは鮮度ももちろん、丁寧な焼き具合であればこそ生まれる、レバー特有の柔らかさですね

 

もちろん、臭みなどは一切感じず、口の中に広がるのは素材の旨味

塩のみで味付けしていることで、素材の持ち味がより強く感じられます

 

ここでもう少し、おつまみが欲しくなったことから、メニューを再度チェック

そのネーミングからして、どうなるものか想像付かず、頼んでみたのが、

クリームチーズの幽庵漬けとなります

 

見た目は、ごく普通のクリームチーズ

ですが、これを口に運ぶとまあ、驚き

 

風味は完全に柚子、そして醤油らで作られたとおぼしき、上品なタレの味わい

これらがクリームチーズの濃厚な旨味にしっかり溶けこみ、後味スッキリなチーズが完成

 

ありそうで無かった、チーズの漬け

しかも幽庵焼きのタレを使って漬けるとは、シンプルながら奥深い一品となります

 

 

一旦箸休めを挟んだところで、再読しに復帰

続く6品目となるのは、ここで初の野菜串

ミニトマトのベーコン巻き串となります

 

提供時にご主人から

『これは本当に熱いので、ご注意下さい』との一言が

 

まあ、焼いたトマトって、確かに熱いですからね

念には念を入れ、しっかり冷ました上で頂きますよ・・・

 

熱い!というより、口内で爆発!!

 

そうなんです、このトマト

とにかく身が柔らかい!!

 

その為か、思っている感じよりも、1秒早くトマトの中身に到達し

しかも、思い描く以上にフツフツと煮えたぎったトマトが、一気に口内へ流れ込んでくるので、これは確かに要注意!!

 

そんなトマトにハフハフしたところで、いよいよ7本目

本日オーダーしたコースの〆を飾るのは、

こちら、つくねになります

 

 

ここで一旦仕切り直しとばかりに、お酒もチェンジ

ここからは新潟の生酒、加茂錦を頂いていきます

 

というのも、7本の串焼きを頂いてみたものの、

予想以上にお腹には、まだ余裕が感じられる様子

 

もちろん、〆にご飯ものを頂きますが、その前にもうちょい串焼きを頂きたい

という事で、ここからは個別に串焼きを追加オーダーすることに

 

まず1品目には、

こちらのはらみ

 

ブリンブリンした肉厚さが溜まりません

滴る脂、肉の旨味、その全てを凝縮したかの様な一本

 

続いては、

レバーに並ぶ、串焼きの定番となる内臓系、すなぎもです

 

コリッとした食感ながら、固さは感じず

レバーとはまた違う特有の食感が、程良い小休止にも繋がります

 

そして、どうしても譲れなかった最後の一本、

ぼんぺた(ぼんじり)を頂く事に

 

これまでに頂いてきた串も、しっかり上品な脂を感じてきました

が、やはり脂部分の美味さだけで比べれば、絶品中の絶品となるのが、こちらぼんぺた

 

外見には皮目も残り、パリッとした食感を感じさせつつ、その中から爆発するかの様に溢れる旨味

内と外とで、異なる食感、味わいを同時に感じられる、一本で二度美味しい串焼きと言えるでしょう

 

 

さて、ここまでで串焼きをようやく完走

ここからはいよいよ、〆の部に突入する・・・

 

のですが、ここでもまた、

・親子丼

・そぼろ丼

のどちらを頼むかで、一悶着

 

ひとまずは、じゃんけんに勝った私が食べたかった「そぼろ丼」を優先して頂き

こちらの食後に余裕があるなら、親子丼も・・・といった流れを採ることに

 

という訳で、まず先陣を切ったのが、こちら

鶏の挽肉たっぷり、その上には光り輝く黄身をあしらった、そぼろ丼となります

もうその美しさから、目を離すことが出来ない逸品

小口ネギと挽肉のもたらすコントラストすら、溜まらない一杯

 

こちらの黄身を崩すことに、些かの抵抗を感じるものの・・・

だーっと全崩してしまい、全面に広げた姿がこの通り

こちらを二人でシェアして頂くものとなります

 

という訳で、早速一口

まずは挽肉と共に、生姜の上品な甘みが広がっていきます

 

挽肉ながら、食感がしっかりしており、味付けも流石の一言

崩した黄身の濃厚な旨味も広がり、シンプルに見えるその外観以上に奥深い味付けが施されています

 

これは黄身を最初から崩さず、まずは挽肉と共にご飯を

そして、途中から黄身を和えながら・・・と、味変を楽しみながら味わうのが正解の食べ方と言えそう

今回は二人で1杯をシェアする為に、最初から崩してしまいましたが、次のチャンスには1人1杯で味わうべきそぼろ丼ですね

 

そんなそぼろを完食したところで、再度相談に

お腹の余裕加減を互いに確認した結果

「イケる!」との結論に到達

 

となれば話も早く、もう1杯今度は「親子丼」を頂く事に

注文から待つこと10分、徐々に香る出汁の絵も言わぬ匂いに心躍らせながら、

こちらの親子丼を迎え入れるものとなりました

先ほどのそぼろ丼とは異なり、こちらは卵が主役とも言うべき1杯

たっぷり盛り付けられた鶏肉も、皮目に身肉に、どちらも食欲そそるビジュアルとなります

 

こちらも、そぼろ丼と同じくシェアしながら頂く事に

まずはそのまま、卵を絡めたご飯を一口

優しい味わいながら、軸の確りした出汁が、玉子と共にしっかりご飯へ絡んできます

 

玉子の濃厚な味わいは感じるものの、甘み自体はほどほどに抑えられているのも特徴的

鶏の皮目からは、ジューシーな脂の旨味も流れ込み、丼より掻き込むのが勿体ない、上品な味わいです

 

そんな親子丼と共に提供された薬味となるのが、黒七味

そこまで甘みの強くない丼だけに、必要性は感じなかったのですが、せっかくならと一振り

先ほどまでの品が良い甘みから、装いも新たに、今度は山椒が香る大人な和食へ

どちらの味わいも甲乙付けがたいですが、やはり私的には、山椒香る大人味が好きかも

これなら次回からは、最初から黒七味投入もアリと言えそうです

 

 

といった流れで、初訪問を果たした、船橋の焼鳥店、焼鳥 大富

駅前から数多くの飲食店が建ち並ぶ船橋駅、その繁華街から離れた路地裏ながら、頂く料理はどれも一級品ばかり

写真を撮り忘れる痛恨の極みとなった1本目「だきみ」から、〆のつくねまで、存分に堪能させて頂きました

 

更なる追加の串はもちろん、途中にはさんだおつまみ、そして〆のご飯ものに至るまで、驚きの連続

今回はペースが読めず、7本セットをオーダーしたものの、これなら次からは10本セットで文句無しとなりそうです

 

加えて、これだけの串焼きにご飯、更にはお酒もたっぷり頂きながら、お会計は1人7000円程

イメージからして、1人1万位を想定していただけに、金額の面でも納得の結果に

船橋で焼鳥を頂くのであれば、間違い無く一押し出来る、そんなお店の発見となりました。

 

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焼鳥 大富

■ やきとり おおとみ

■ 住所:千葉県船橋市本町2-11-25

■ 営業時間:17:30〜23:00(土・日は16:00~)

■ 定休日:木曜日、第2水曜日

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