千葉、栄町らしさ漂うディープな中華、李李香　現地さながら？な本格過ぎる華北の料理が満載も、羊の串焼きは絶品な1品！

この日は週末ながら、家族が出払ってしまうために、晩ご飯は一人で取る事に

せっかくならば、とダメ元で数少ない友人に連絡を入れたところ、まさかの返事が！！

 

ただし、若干の予定があるらしく、そちらが終わり次第なら・・・との条件付き

その集合時間まで、私のお腹が果たして持つのか・・・否！！

それならば一足先に、一人飲みしながら友人の到着を待とう、といった流れに

 

さて、このタイミングでの一人飲みですが、行きたいお店は数知れず

ですが、いつ合流できるとも分からない友人を待つに際し、短時間で提供されるつまみをサクッと食べたい

それでいて且つ、気に掛けていたまま未訪問のお店を

 

そんな条件の下、この日の一人飲みに選んだお店がこちら

千葉、栄町のメイン通りに面した中華料理店

「李李香」となります

 

パッと見の看板では、市内の至る所に店舗がある、通称「大陸系中華」屋さんと同様の雰囲気

ですがこちらのお店、店外に掲げられる看板に目を向けると、

そこに並んでいるのは、あまりお目に掛かる機会の無い串焼きがズラリ

そう、こちら李李香は、市内至る所にある大陸系中華とは、一線を画したお店でして

 

聞いたところによると、華北の料理を「中国の方」向けに提供している、

色んな意味で「本場過ぎる中華」のお店になるのだとか

 

中でも絶品なのは、羊串となっており、これもまた私の大好物

そんな訳で、友人の合流を待つまでの時間を、ここ栄町の「李李香」にて過ごすものとなったのです。

千葉のディープタウン、栄町　その中でもひときわディープなメニュー並ぶ、華北料理専門店 李李香へ

本場中国の中でも、華北の料理

更には、羊の串焼きが絶品など、私のツボを押さえている事から、長らく気に掛けていた中華のお店、李李香

 

ただ同店は、

・ランチはやっておらず、営業は夜のみ

・本格派過ぎる料理故、子供連れは厳しい

・人を誘って訪問するにも、好みが分かれる様子

などの理由が相まって、長らく足を運べずにいたお店ともなります

 

しかしこの日、友人の合流を待つ、という大義名分の元、ようやくの訪問機会が到来

気を引き締めつつ、お店の暖簾をくぐったのは、土曜日夜の19時を過ぎたところ

 

店内は、4人掛けのテーブルが5席となる、こぢんまりした作り

女将さんとおぼしき女性は、中国出身の方に見受けられますが、日本語は流ちょう

店内にはすでに2組が来店しているものの、空席を指さし「こちらへどうぞ～」と丁寧な対応にて席へとご案内

 

先客は2組5名おりますが、雰囲気や会話の様子からして、ゴリゴリ中国の方々

この場に飛び交う中国語を、全く認識できないのは私のみとなり

気分はさながら、海外への傷心一人旅状態

 

とは言え、何一つ傷を負っていない私は、まずアルコールメニューへ

さすがの雰囲気通り、中国酒の多さが際立つお店となります

が、同お酒には疎い私としては、まずは無難にビールを頂きたいところ

普段の勢いで、生を頼もうとしたものの、初訪問のお店については、サーバーの洗浄状況が気になる事から、瓶にてオーダーしてみようと思います

 

店内の様子は、いかにも中華料理、

といった内観となっており、これまた海外旅行の疑似体験状態

 

ですが、壁面に張られているビールのポスターには

・KIRINの相葉くん

・サッポロの生ビール（誰かは分からず）

これらを確認でき、ここが千葉である事に気付かされ一安心

 

そんな中、提供されたビールの方は

ポスターがサッポロにキリンだったにも関わらず、

ここはまさかの、アサヒスーパードライ（笑）

 

予想だにしなかったフェイントを真に受けつつ、まずはメニューの方へ

まずトップに並ぶのは串焼きのメニュー噂で耳にしていたラム肉串は注文確定として、同じく羊のスペアリブなんてのも発見その他の串も多彩というか、風変わりというべきか豚肉串はともかくとして、・豚の腎臓・豚のハラミ・牛の鞭（・・！？）串・鶏の足・鶏の首・石玉子（鉄卵のことでしょうか？）などなど、中華街などの本国の香り強いお店ならともかく、ここ千葉では到底お目に掛からない品々ばかり中でも、希少というか珍しいというか注文さえ勇気がいる品となるのは、牛の鞭でしょうか鞭って確か・・・アレの事だもんなあ（笑）続いてのメニューも、これまた大陸の香りが漂う品々ばかり 牛すじやイカの丸焼き、きゅうりのにんにく和え、千切りじゃがいも和えなどが並ぶ一方で蚕の串焼き、牛肉の醤油煮込み冷麺、鶏の頭、湯で牛のハチノスなど、破壊力の際立つメニューが多数こうなってくると、一見シンプルに見える・ソーセージ焼き・農家野菜サラダですら、何が入り、何で作っているのか確認せずにはいられません続くページの方は、割とポピュラーな品が並んでいるものの、 普段足を運ぶ中華料理店では見る機会の少ない、野菜を使った料理が多いのも特徴お隣、一品料理に移ると、その色合いからしても、なかなかな辛さが伝わり、この辺はいかにも私好みしかし、気を許したのも束の間続くページには、またもや本場の風が吹き荒れており、 蚕の炒め、豚の肘の丸煮込み白菜漬けと春雨炒め、特色鶏爪などなど、味の想像も付かない品が目に付きますその後は、割と落ち着きを取り戻したメニューになってはいるものの、 所々、目をとめてしまう部分には、・ダックの頭の干鍋・ゆば皮の細切り肉の味噌包み・鯉の醤油煮込みなど、姿形を想像するにし難いメニューはまだまだ健在海鮮系は若干お値段が張る設定となっておりますが、 その先からは、いわゆる主食系へと移り、麺類が多数この辺は、親しみやすいというか、日頃から口にしている品も見受けられ、ランチであれば是非頂いてみたいところですねとは言え、ランチ営業をしていないのが実情だけに、機会を得るのは難しくもなりそうですといった感じが、栄町の李李香で頂けるメニューの一覧となっておりますさて、ここから何を頂いてみるか、ですがやはり気になっているのは、羊の串焼きに他なりませんこの後、友人と合流する時間が分かっているなら、注文にもバリエーションを持たせられるもののいつ合流するとも分からない以上、頼みすぎる訳にも行かず今日の所は、串焼き数本と軽いおつまみを頂いてみよう、とオーダーをお願いすると「串焼きは5本からになるんですよ」との返事がまあ、そりゃ仕方ないよなあでも5本、か。色々風変わりな串はあったけど、どの組み合わせでもいけるのでしょうか？念のため、2本＆2本＆1本で計5本、といった変則的な5本オーダーもアリか確認しますと、これはOKとのこととなれば、まず欠かせないのがラム串焼きでこちらを2本更には、初体験ながらも、どことなく食べやすそうな、豚の腎臓をこれまた2本そして最後の1本ですが・・・ここは勇気を振り絞っての初体験、牛のチ・・・鞭を1本頂いてみるものとなりました。

ツッコミどころ、怪しさ満載の李李香店内は、海外旅行さながら？　しかし、羊の串焼きは絶品なひと品

ひとまず串焼きの注文を終え、もうひと品くらい、つまみが欲しいと思うものの・・・

串焼きの提供される時間は、まだ見えないこの後の予定を合算すると、注文に際し二の足を踏むところに

 

お通しなども無い中、ひとまずビールを頂きながら、2杯目のお酒について考慮するも

紹興酒は・・・苦手なんだよなあ

 

かといって、

中国・・けい・・・酒？

※ 「けい」の字が変換で出てきませんでした

 

説明書きのみを見る限りは、フルーティーなお酒にも見えますが

ブレンドされた天然由来の薬草に関する説明書きは無し

これもまた、知らぬ身で頼むには腰が引けるお酒と言えそうです

 

ここは冒険を諦め、おとなしく追加のハイボールをオーダー

そこから待つ事数分、いよいよ到着となった本日のおつまみ

こちらが、栄町の中国料理 李李香にて頂く、

串焼き5本盛り（ラム、豚の腎臓、牛の鞭）となります

 

さて、まず訝しげにさせてくれるのが、お皿に張られたラップ

洗い物を楽にするための処置でしょうか？

それとも串焼きに使用されているスパイス類との兼ね合い？？

 

これが串焼きのみに施されているコーティングなのか？

と、周りのテーブルを眺めてみると・・・

 

女将さん、大量の串焼きを持ち歩いてるｗ

 

さすが、本場ならではの豪快接客

追加でオーダーのあったテーブルには、皿を使って提供せず、直接串のままお届けに上がるようです

 

で、肝心なラップはというと、全席全皿にもコーティング済み

この状態が、李李香ではデフォとなっている様ですね

 

となれば、このラップに穴を開け、お皿を汚すことが無いよう慎重に・・・

まずはラムの串焼きから

 

クミンを始めとした、複数スパイスと共に焼き上げられたラム

ギューッとした身肉にも見えますが、その実、噛んでみると柔らかく、羊の脂が溶けて広がります

 

スパイスによる臭み抜きなのか、ラム特有の香りは一切感じられず

ラム肉らしいクセある旨味はしっかり伝わるものの、それをスパイスがコーティングし

クセをしっかりとした旨味として伝えてくれます

 

これは確かに、名物と呼ぶに相応しい一品

スパイス加減、肉質共に申し分ない美味しさですね

 

ただ、無駄に長すぎる串故に、最初の1つ2つはそのままイケるものの

後半になると若干の食べづらさが・・・

ここで、串から外すべく、箸でラムを先端に移動させようとすると・・・

・・・しまった！

ラップに引っかけ、穴を開けてしまった（汗）

 

この穴が、後にどんな悲劇をもたらすのか

それとも、ただラップに穴が空いただけの話なのか

その結末は見えないものの、早々に穴を開けてしまったのは大失態

 

続いて2本目の串となるのが、

こちら、豚の腎臓となります

初めて頂く部位ですが、見た目だけでは厚切りにしたサラミソーセージの様でも

 

同じ轍は踏むまい、と今度は早々に串から外して取り皿へ

その見た目だけでは、これがどこの部位とも分からない雰囲気

ですが、たっぷりスパイスをまとっている以上、これも中華の深みある味わいなのでしょう

 

早速腎臓を頂いてみると・・・

うーん、これは・・・

 

クセが、凄い

 

食感自体は、その見た目通り柔らかで

レバーなどに代表されるホルモンらを、しっかり焼いた様な歯ごたえとなっております

 

ただ、その一口を噛みしめるたびに伝わってくる、腎臓の味わい

これがなんというべきでしょうか・・・

苦みとも臭みとも違う、かなり個性的な味わい

 

この個性を、少しでも和らげるべくスパイスを纏っているのでしょうが

このスパイスを以てしても、拭い去れない腎臓の深いクセ

体に良いことは間違いなさそうな味わいですが・・・これはさすがに、苦手かも（汗）

 

そんな腎臓を2本注文してしまったことを公開するも

忘れちゃいけないのが、最後の一本

牛のチ・・・こと、鞭になります

 

何故この部位を「鞭」と名付けるのか

そして、そんな特異的な部位を、何故私はギャラリーも居ない中、

ただ一人罰ゲームのごとく吟味しようとしているのか（笑）

 

ただ、見た目に関していえば、牛のそれらしさを感じることも無し

箸で触った感触も、ミノの様な食感となり、そう思えばミノにも見えてきそうな程

 

ギャラリーも居ない以上、これ以上の盛り上がりも期待できませんので、早速口へ

触った際の感触通り、食感はほぼミノ

 

鞭自体にはこれといった味わいを感じず、伝わってくるのは使用されたスパイスの味わいのみ

これまでに頂いた2品とは異なり、麻辣系の味付けが施されているので、辛味が強く酒のアテにも適しています

 

これを「鞭」だと思えば不可思議な感覚ですが、ミノらと同じホルモンと思えば、なんら違和感ない品

ラム同様に、しっかりしたスパイス使いで味付けが施されているので、味わいに至るまで文句なしの一品となりました。

 

 

そんな感じに串五本を頂く間に、友人の方から連絡が到達

現在「李李香」に居る旨を伝え、ここに合流することを期待するも・・・

 

返事は、やんわりとした拒否ｗ

結果、上記した5本のみを口にし、お店を後にするものとなりました

 

そんな訳で、初訪問となった、栄町の李李香

事前に伝え聞いていた通り、ラムは絶品ながら、その他の商品には一筋縄でいかないもののも多数

 

今回は串焼きのみで終わりましたが、その他メニューにも気になる品はまだまだ見つかりましたし

なにより、この手の不可思議な食材を頂く際には、一人で味わうのでは無く

複数人でワイワイキャッキャするのがポイントともなりそうです（笑）

 

次回は、数少ない友人を誘った上で、栄町ながらも異境の地

「李李香」をより一層堪能してみたいと思います。

 

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中国料理 李李香

■ ちゅうごくりょうり りりか

■ 住所：千葉県千葉市中央区栄町24-5 1F

■ 営業時間：不明

■ 定休日：不明